消費者金融の変化|2003-2013年大波乱の10年

顧客が安心して利用できる消費者金融へのけわしい道のり

長引く日本の景気低迷もどこ吹く風、「他に怖いもの無し!」と一時期は強気経営を行っていた消費者金融ですが、いよいよピークを迎え、頂点から転がり落ちる時がやってきたようです。

それまでの経営環境にアグラをかいていた時期はすでに過去のモノ、大きな危機感と社会変化の波が押し寄せてきたのはここ10年のことです。


画像:wikipediaより 撮影者Ans

以前の呼び名は「サラリーマン金融」、俗に「サラ金」と呼ばれ広く浸透して行きました。庶民の強い味方‥‥となるはずが、過剰な融資や驚くほどの暴利、さらには脅しともとれる過酷な取り立てにより囁かれ始めたのが「サラ金地獄」という言葉、そのイメージの悪さから「サラ金」と呼ばないよう声明が出されたほどです。

改正貸金法の施行で上限金利が引き下げられた

それ以降、確かに呼び名は「サラリーマン金融」から「消費者金融」へと移り変わっていったものの内情は引きずったまま、2000年6月に高利貸付に対する一定の歯止めを設けるために出資法改正を施行、上限金利の引き下げ (40.004% → 29.2%) が行われるまで多くの人たちの苦しみや悲しみは延々と続いたのです。

また、高利に振り回された顧客たちが払い過ぎた利息の返還請求過払い金請求をし始めたのもここ10年のこと、その急増に対応が追い付かず資金繰りや業績悪化が重なったため、恐れをものともせずにここまでやってきた大手消費者金融にも影が落ち始めました。あの武富士の破綻に驚いた人も多いと思いますが、改正貸金業法でも貸出額に上限が設けられました。

徹底的なコスト削減と銀行との提携

消費者金融大手3社の貸出残高をチラッと見ても分かるように、飛ぶ鳥を落とす勢いがあった頃と比べ、今や半分以下という厳しい現実がそこにあります。各消費者金融会社では対策の一環として、まず始めに手を付けたのが店舗数の大幅削減です。しかし身の回りを整理した分、どうしても営業の力が弱まってしまうのは何ともし難い事実です。

そこで次に救いを求めたのが銀行との提携。
一例を挙げれば、そうした銀行系消費者金融の一つに「新生銀行レイク」という会社があります。銀行の方でも皆さんに親しまれ馴染みのある「レイク」というブランド名を利用するために残し、カードを使ったキャッシングなどを積極的に展開していく様子が見て取れます。

スマホでキャッシングかさらに身近に!

今まで主流だった店舗への来店や無人契約機での申し込みはインターネットの普及と共に減少の一途を辿り、それに代わるスマートフォンを使ったカード決済へと移り変わって行きました。

ただ、あまりにも「身近で手軽」となった借り入れへの依存が心配になるのは、単なる私の老婆心ゆえなのでしょうか。

※この記事の情報は2013年末時点のものです

【関連記事】2016年の債務整理や過払い請求の情報まとめ

タグ: 消費者金融
このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事 この記事を読んだ人は、こんな記事も読んでいます関連記事 ~この記事を読んだ人は、こんな記事も読んでいます~

  • 2014年の債務整理・過払い請求状況まとめ 某弁護士事務所のスタッフが調べた!2014年の債務整理・過払い請求の状況とは?法テラス(国が設立した司法援助機関)の出している業務実績の推移や、消費者生活センターへの相談件数などをみると、債務整理関係の相談件数は昨年よりも減少しているようです。

  • 2016年の債務整理や過払い請求の情報まとめ 総量規制の実施をピークに年々減少傾向にありますが数字を見ると、債務整理や過払い請求の数は横ばいです。総量規制対象外の借り入れ=カードローンの使い過ぎには注意しましょう。過払い金が最高裁にて認められた2006年から今年で10年が経過するため時効を迎える

  • カードローンの過払い金請求

    カードローンの過払い請求体験談 32歳男性会社員 Y野さんは、長く勤めていた会社でパワハラを受け、精神的に病んでしまいました。会社を辞め、精神科に通いながら就職活動をしていたため、生活費が底をつき、カードローンに手を出しました。あっという間に5社から200万円の借金をしていました。過払い金

  • クレジットカードやローンの審査が通らない理由

    クレジットカード・ローン審査が通らない理由|信用情報と債務整理 借入審査に通らない最大の理由は、個人信用情報機関に事故情報(マイナス情報、ネガティブ情報とも)が記録されているせいです。任意整理・自己破産・個人再生などの債務整理、支払いの遅延などがあると事故情報が掲載されます。過払い請求だけでは信用情報に影響がありませんが

ページのトップへ戻るページのトップへ戻る