SFコーポレーション(三和ファイナンス)の破産と過払い金|配当は3%弱

SFコーポレーションの破産手続き、終結

株式会社SFコーポレーション(旧:三和ファイナンス)は、平成29年(2017年)5月24日、東京地方裁判所で「破産手続終結決定」を受けました。

SFコーポレーションや三和ファイナンスに過払い金が発生していた人も、取り戻せなくなった。

取引があった貸金業者が破産すると、過払い金請求できなくなる。

また過払い金には時効があるから、他の消費者金融やカード会社に過払いの心当たりがある人は、早く「過払い金請求に強い」司法書士や弁護士に相談してね。
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※以下は、2017年1月時点の情報です

SFコーポレーションの最後の配当率は、3.27803%

SFコーポレーションから最後の配当がありました。
配当率は、3.27803%でした。

100万円の過払いが発生していても、返ってくるのは3万円程度ってことか……
しかも「債権届出書」を期日までに出せなかった人は、配当を受けることもできなかったんだ。

「いつまでも、あると思うな過払い金」ってやつだね。

2017年の1月中旬より順次配当が行われ、同年5月に「破産手続終結決定」の発表がありました。

※以下は、2017年7月時点の情報です

SFコーポレーションから「破産債権届出書」が発送される

平成27年9月7日にSFコーポレーションのホームページに「破産債権届出書の発送について」というページが出現しました。

・「破産債権届出書」を順次発送していること
・配当金が1%前後になるということ
・配当時期が未定であること

が掲載されています。

破産債権届出書とは?

過払い金が発生している可能性がある人に送付される書類です。
この書類を届出期限(平成27年12月11日(金)必着)内に提出すると、過払い金(配当金)を受け取ることができます。

破産債権届出書には、破産管財人によって引き直しされた過払い金の金額が書かれています。

破産債権届出書を出さないと、過払い金を取り戻せなくなる

2010年に倒産した武富士のケースでは、配当金(返還請求した過払い金)が3.3%になってしまったり、債権届出書を提出しなかった方が過払い金を取り戻すことができなくなりました。

債権届出書が届いた方は、ただちに提出することをオススメします

SFコーポレーション(旧:三和ファイナンス)に借金が残っている方は、お支払いの義務は残ります。
今後の返済については、SFコーポレーションの破産管財人が行う利息の引き直し計算後の金額を返済していくようになります。

※以下は、2015年8月時点での情報です

破産手続き、その後

SFコーポレーションが事実上の倒産、東京地方裁判所に破産手続きの申立てをし、裁判所から破産手続開始決定を受けたのが2011年の8月26日のことでした。

報道によると、破産手続き申立て時点の総負債額は1897億2000万にも及んでいることが判明、また、破産管財人において債権者に対する配当の見込みはないと発表され続けていました。


SFコーポレーションから、過払い金が戻ってくるかも!

しかし、2015年の2月18日、第7回目の債権者集会が行われた際に、破産債権者への債権届出書の発送、改めての債権調査、配当を行うことを想定した準備をしていることが発表されたのです。

まだ配当の金額といった細かい部分の発表はありませんが、2015年9月2日に予定されている第8回目の債権者集会後、すべての破産債権者に対して債権届出書が順次発送される予定となっています。

突如、配当される見込みが出てきたのは、株式会社クレディアとの否認権行使請求事件に関して28億5000万円の和解金を受けたことが理由となっているようです。

この件に関して、特に必要のない知識になるため、あまり深く知る必要はありませんが、要するに「お金がいっぱい入ったから、配当できるようになりました!」ということ。これだけ理解をしていれば十分です。

つまり、今までまるで配当が見込めなかったSFコーポレーションから、破産債権者に対しての配当が期待されるようになったのです。もちろん破産債権者には過払い請求者も含まれていますので、今からでも過払い請求が間に合う可能性は十分にあります。


さすがに満額回収はできないでしょうが、少しでも返ってくるのであれば、それを受け取らない理由はありません。

なお、SFコーポレーションには、裁判所から選任された破産管財人がついていますので、破産管財人宛てに取引履歴の開示請求をすれば、必ず開示してもらうことが可能となっています。

過去にSFコーポレーションと取引があったという方は、今からでも間に合いますので、必ず過払い金を計算、過払い請求をして、破産債権届出書を提出できるようにしておきましょう。

 

なお、債権者集会にはいちいち参加する必要はありませんので、予定されている債権者集会に参加できなかったとしても、破産債権者として申し出る(過払い請求をする)ことによって、参加したことになります。

もちろん、遠方の方でも関係なく配当を受けることが可能となっています。

ただし、なにもしなければ1円も配当を受けることができないため、何から手をつけていいのかわからない方は、必ず「過払い金請求の実績がある」司法書士や弁護士に相談してください。



※以下は平成23年8月時点の情報です

SFコーポレーション(旧三和ファイナンス)倒産!破産手続き開始

大手消費者金融である「SFコーポレーション(旧三和ファイナンス)」に破産手続きの開始が決定しました!

8月26日、株式会社SFコーポレーション(旧三和ファイナンス)は、東京地裁に破産を申し立てました。 同日、東京地裁は、破産手続き開始を決定し、鈴木銀治郎弁護士を破産管財人に選任。

こちらが、公式発表の文章です。→公式発表文章

負債総額は約1897億円であり、その内、過払い金はなんと約1865億円!!

SFコーポレーション(前身である三和ファイナンス)は、1975年に創業しました。 その後、一時は400店舗以上を構え、大手消費者金融としての位置を確立し、営業収入は400億円以上にも上りました。 しかし、過剰な取立て行為等によって営業停止処分を受けてしまいます。

現在の「SFコーポレーション」に社名を変更した(2008年)後も、過払い金の返還請求が急増した結果、 事業継続が難しくなり、今回の破産手続き開始の決定が下る事態になりました。現段階で未返還の過払い金は約1865億円にも上っています。

また、2015年1番目の負債総額である安愚楽牧場の4330億円に次いで、SFコーポレーションの負債総額は約1897億円と、二番目の破産規模となっています。

 

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