連帯保証人制度の廃止で起こりうる影響とは?

連帯保証人制度は廃止されないけど、規定が厳しくなった!

2015年8月3日 更新

2015年3月末日。日本政府は、債権分野に関する民法の改正案を閣議決定しました。

債権に関する規定は120年間そのままにされていましたが、今回の改正によって(民放全体で)200項目以上か見直される予定です。

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法務省HP 『民法の一部を改正する法律案(平成27年3月31日 国会提出)法律案要綱』を見ると、保証人になるには、公正証書を用意しなければならない(保証人が配偶者や会社の従業員の場合は例外)といった内容が書かれています。

また、個人保証の場合は、事前に限度額を定めなければならないという規定もできます。

施行まではまだ時間がかかりそうですが、この法改正により、無理やり保証人にならされる方や保証人になってしまったがために自己破産を余儀なくされる方などが、少しでも減ることを祈っています。

より詳しく知りたい方は、以下の記事を参考になさってください。
120年ぶりの民法改正案が閣議決定、その内容とは(外部サイト)


(以下は2013年5月7日時点の情報を掲載しています)

いよいよ、120年前に作られた民法の大改正が行われようとしています。

多くの人がもがき苦しめられてきた「連帯保証人制度」にもメスが入り、今後は禁止される公算が高くなりそうです。

様々な問題を抱え、その度に論議されてきた連帯保証人制度ですが
中間試案では「経営者などを除き廃止の方向で検討」との内容が示されたと言います。

現在、銀行や貸金業者から融資を受けるには、第三者 (連帯保証人) による個人保証の約束が課せられます。

お金を借りた張本人じゃなくても同等の責任を負う義務が生じ、責任が果たせなかった場合には厳しい取り立てが始まります。

また、差し押さえの覚悟も必要となりので、まさに連帯保証人としての「役割」と「怖さ」を味わう一瞬です。


連帯保証人とは?

連帯保証人は、お借り入れをしている人と運命共同体 (同じ扱い) の道を辿る人のことを指します。

お借り入れをした本人と連帯保証人とは全く同じ立場にあるため、本人が何らかの事情で支払い不能となったときに、支払い責任が問われます。

ちなみに、破産申し立てを望む10人に1人が、借金の保証人や連帯保証人を頼まれ引き受けた人たちと言われています。連帯保証人を頼まれた際は、引き受けるかどうか十分に検討してから判断する必要があります。



連帯保証人制度がなくなるとどうなる?

連帯保証人制度の廃止で起こりうる影響とは?

民法改正により連帯保証人制度が取り払われると、返済が滞った時には金融業者側が全面的に被害を被る形になります。

では、何を信用して融資をすればいいかと言うと、結局は借り手の「資力・財力」つまり、財源が乏しく返済能力がないところにはどんなに拝み倒されても融資する気はサラサラないというのが金融業者の一致した答えです。

特に、若い人の起業家への夢が意気盛んな昨今、連帯保証人制度の廃止で銀行からの融資が受けられないと、せっかく芽生えた有望な芽が夢半ばでしぼんでしまうことになりかねません。

貸し渋りが起きるとどうなる?

若い起業家には、当然、資財もなければ投げ打つ担保もないはず。
あるのは唯一、持ち前の若さとゼロからでもスタートしようという怖さ知らずの意気込みだけです。

この改正が本当に施行されると、ベンチャー企業や若い起業家・中小企業にも影響は及び、金融機関の貸し渋りに涙する事もあるかもしれません。

仮に融資が受けられたとしても借りる額などは制限されるでしょうし
「預貯金の範囲内」といった厳しい条件がつく可能性もあります。

確かに、多くの人々が苦しみ、人生を狂わされてきた「連帯保証人」という制度自体がなくなれば、返済のやり繰りに失敗して追い詰められたあげくに「自殺」なんていう悲惨な人生を歩まないでも済むかもしれません。

連帯保証人が返済できなくなり、自己破産するというケースも少なくありませんから、そういった人々がいなくなるというのは、良いことでしょう。

しかし、その裏では貸し渋りにあったがために身動きが取れなくなり、悲しい結末を迎える人が出てこないとも限りません。

当サイト(シャッキン博士と学ぶ借金解決法)では連帯保証人制度がどうなるのか、新しい情報が入り次第記事を更新していきます。

債務整理のことで保証人に迷惑がかかるか不安な方、保証人になった方が債務整理しそうで不安な方は、24時間対応 司法書士による無料メール相談 をご利用ください。

 

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