ギャンブルの借金でも自己破産できた体験談

パチンコで膨れ上がった借金を自己破産したSさんの体験談です。ギャンブルでつくった借金なんて裁判所で認められそうにないけど、どうして自己破産できたのかしら?

会社員 男性 Sさん(仮名)ギャンブルでつくった借金は債務整理できないと思ってました。

私は、平成15年に、地方から上京し大学へ入学することになりました。

そして、アルバイトも初めてすることになりました。故郷の親からの仕送り8万円とアルバイトで毎月15万円程度の収入がありました。 これだけあれば友達と飲みに行ったり、遊びに行ったり、特に不自由がありませんでした。そして、いつからか友達とパチンコ屋によく行くようになりました。

パチンコ屋ではビギナーズラックだったのか、最初はよく当たり収支もプラスになっていました。そのため、学校には行かずにどんどんパチンコ屋に行くようになりました。そして、だんだんと収支はマイナスになっていきました。

しかし、アルバイトでの収入もあったので、マイナスになっていても、いつかは取り戻せるという思いがあったのでさらにのめり込んで行きました。そんなときに、体調が悪くなり、アルバイトを休むことが多くなってきました。それでも、パチンコ屋に行くことはやめられずに行っていました。

お金はどんどん無くなっていくと、当時CMで流れていた消費者金融の武富士に手を出してしまいました。最初は怖いと思っていたのですが、書類を書いて出すとすぐにお金が手に入り、こんな簡単にお金が手に入るんだと思いました。一度、借りてしまうと、癖になってお金が無くなると自分の貯金のように借金を増やしていきました。

この段階でも、パチンコで当たれば借金を返せると思ってアルバイトも行かなくなりました。

それでも、なかなかパチンコでは収入が増えないので、武富士以外にアコムアイフルと借金を重ねてしまいました。 それぞれの貸金業者の借り入れの上限まで達してしまうと、次の消費者金融を探して借りるということを繰り返すと、4社目以降はどこもお金を貸してはくれませんでした。

借金を返すための借金を繰り返すことに…

そこで、このままではまずいと思い始めて、新しいアルバイトを探して働きました。しかし、体調もあまり良くないのでアルバイトを休むことがあったりすると、なかなか収入が上がらずに月々の最低限の返済をするので精一杯になってしまいました。

月々の最低限の返済をしていても、元本はほとんど変わらずに残っていましたが、大学を何とか卒業して就職すると、収入も上がりましたが仕送りは無くなりトータルでの収入は下がってしまいました。
それでも、返済の期限は待ってくれないので、なんとかやりくりをしていたのですが、就職して1年経った頃に、また体調を崩してしまい、仕事が続けられずに辞めることになると収入がまったく無くなってしまいました。

消費者金融からは督促電話がかかってくるのですが、怖くてなかなか出ることもできませんでした。 そうすると自宅に1通の書類が届きました。それは裁判所から送られてきたもので消費者金融から訴えられたようです。

私は、どうしたらいいのか分からなかったのですが、CMで借金整理ができることを知り、自分なりに調べてみました。 その中で、自己破産という言葉は聞いたことがあったけど、実際はどういったことになるのか相談してみることにしました。

相談するのは、とても怒られないか?自分が悪いことをしているのではないか?と怖かったのですが、相談しないと今後はどのようになるのか不安で思いきって相談しました。

もっと早く相談すればよかった!

実際に相談をしてみると、自己破産をしても仕事には影響がないこと、戸籍にも記載されないこと、借金もゼロになることを聞きました。なにより、相談したことでとても気分が楽になったことです。こんなことなら、もっと早く相談していればよかったと思いました。

そして、依頼をして自己破産手続きに入ると、貸金業者からの督促なども無くなり、毎月払えるだけの費用を司法書士事務所に払い、4ヶ月ほどしたら自己破産の申立てまでやってもらいました。
司法書士の方から、1~2回は裁判所に行かないといけないと言われて、ちょっと不安でしたが実際に行ったときは裁判官の方と、なぜ借金が増えてしまったのか状況を確認されるくらいでした。

特に、私の場合は、ギャンブルで借金をしてしまったので、司法書士の方から、本来は自己破産できないということだったのでとても不安でした。
それでも、司法書士事務所でいろいろ確認してもらい、なんとかやってみましょうと言うことでやったのですが、裁判官との面接は一度だけで何とか自己破産できたようです。

しばらくすると、司法書士事務所から手続き完了の書類が届きました。 借金は正式にゼロになったようです。 思ったことは、本当にもっと早く相談していればよかったと思いました。

これからはギャンブルには一切手を出さずに生活していきたいと思っています。

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元・裁判所職員の管理人からひとこと元・裁判所職員の管理人からひとこと

Sさんは学生時代パチンコにハマり、数社から自転車操業的に借金を重ね、身体を壊して定期的な収入も見込めず自己破産をすることになったそうです。

基本的にギャンブルで膨らませた借金というものは、自己破産の免責がおりないもの(免責不許可事由にあてはまるの)ですが、自己破産には裁量免責という制度があります。

裁量免責は、自己破産を申し立てた人の反省の度合いや誠実さをチェックしながら、裁判官が自分の判断で免責決定を出す制度のことです。

「もう払えないとわかっていながら新たな借金をする」「債権者や財産について裁判所に虚偽の申請をする」など免責不許可事由にあてはまっても、自己破産が認められるケースもあるので、まずは法律家に相談してみることから始めましょう。

自己破産についてもっと知りたい方はこちら

おまけ:ギャンブルをやめられない人の特徴

1.勝っている時に負けた時の事を忘れてしまう人

2.確率や時間効率よりも、自分にないはずの「ヒキ」を優先して考える人

3.あきらかに妄想としか思えない勝っている自分を夢見てしまう人

負ける事を少なくしようと思うのなら、この逆を実行すれば自然と大負けする事は少なくなっていくと思います。

それともう一つ、とても大切な事があります。

「あまり深刻に考えない事。深刻に考えるべき事は他にいくらでもある」

パチンコパチスロといったギャンブルの本来の姿は国民の気軽な娯楽だった筈です。必死になって血走った眼で打つよりも、気軽な気分転換の手段として打った方が楽しめる事を忘れてはいないでしょうか。

博士も昔はギャンブル狂いだったけど、借金が膨れて債務整理したおかげですっかり改心してギャンブルをやめたんだ。ギャンブルでお金を増やそうなんて考えちゃいけない。まじめにコツコツ働くようになったよ。
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