個人再生の体験談|過払い請求を含めた小規模個人再生

M永さん 51歳男性9社500万。月17万返済の借金を個人再生で圧縮

過払い請求を含めた「小規模個人再生」手続きを行った体験をお話します。

自営業の運転資金のためカードローン手を出し、完済に8年かかった

私が最初にカードを作成したのは、25年前と随分と昔に遡ります。
当時は大手会社を退職し、自営業をしていました。

まだ、若く実績も信用もない状態で、正式な融資を受ける事も出来ないので、運転資金用に、銀行のカードローンを組みました。

これとは別で、家族に内緒で自分の小遣い欲しさに、オリエントコーポレーションのオリコカード。キャッシング専用カードも作りました。当時の収入証明ではこの2枚で150万が限度でした。

最初は、キャッシングするにも罪悪感があり、ドキドキしていたものですが、慣れてくるとあたり前になって行き、借りては返し、また借りてを繰り返すようになります。

この時は、大きな事故にもならず、家庭内騒動で納まりましたが、一度覚えた蜜の味は忘れることは出来ず・・バブルの終焉と同時に、仕事も激減しついには廃業となりました。

この時に借金は、満額の150万、元本そのままで、利子のみ支払っている状態でした。

そして、今の会社に世話になるのです。会社員として安定した収入が入り、その中から月々の支払いは出来るようになり、それなりに幸せに暮らせていました。8年程かかりましたが、ついにカードの借金は完済出来ました。

完済したのに、親を援助するためカードローンを利用

平成18年に、母親が病床に就きます。親への援助が始まり、住宅ローンの返済、教育費・・小遣いがどんどん減って行きます。

最初は我慢出来ていましたが、ついに昔覚えた味を思い出してしまい、カードが1枚、また1枚と増えて行くのです。

1枚目は、病院費の融通もあり「モビット」で100万枠でカード作成。増額すればよかったものを、「オリックス

金利は18%と法廷内金利ですが、月々の支払いは合わせて5万になっていました。

当然、小遣いで返済できるはずもなく、不足分を他のカードで補うことに・・良くある落ちて行くもののストーリーそのものです。

気がつけば、作れるだけカードを作っていました。

モビット・オリックス・プロミスでのキャッシングカード。ジャックス・イオン・セゾン・ライフのショッピングカード。クレディセゾン・UFJニコスの銀行カード全部で9枚作っていました。

全てのカードを自転車操業して、月々17万の支払いを続ける事となったのです。これに住宅ローンもあります。もちろん、家庭内は荒れて行きますし、最悪の状態も予想出来、精神不安定な状態が数ヶ月と続きます。。

司法書士に相談して個人再生することに

ある日、新聞の折込に「無料法律相談」のチラシが目に止まり、藁をもつかむ思いとは、この事なのだと実感しました。

電話で予約し、相談に行きます。この時はまだ、今ほど「過払い」「債務整理」の言葉はメジャーではなく、どんな事になるのか、とても不安な気持ちだったのを覚えています。私が相談したのは、司法書士でなく弁護士でした。

法律に関わるプロの人間に会うのは初めてですし、何より罪悪感が恐怖心になって付きまとう感じでした。考えるとおかしな話なんですけど。

相談して直ぐ言われたのは「自己破産」の言葉でした。

「自己破産」は何とか避けたい!家だけは、家族の為に残したい!!と話をして、何とか「個人再生」の手続きで行きましょう!となったのです。

その場で、委任状を書いて直ぐ手続きに入ってもらいました。

持っていたカードは、電話で予め持参するように言われていましたので、その場で提出し預かり証をもらいます。

いくら借りているかもわからない状態だった

後日、郵送で届いた資料を見て愕然としました。もう、自分では総額幾らになっているか分からない状態だったので、計算された総額が500万近くなっていたのです。よくもまぁこれだけ借りまくったもんです。

裁判所に認めてもらえるまで、約1年かかりました。しかし、手続きした日から返済は凍結されるので、借金地獄からは開放されました。

今は、まだ個人再生法に基づいた返済を行っている途中です。

最終的な過払いは、セゾンのショッピングカードからのキャッシングのみが該当し、13万程の過払いがあっただけです。

あと、3ヶ月早く手続きしていれば、完済したオリコでかなりの額が過払いで戻ってきていたみたいです。手続きした時点で、10年を超えてしまっていたようです。

私は今、猛烈に後悔しています。病気のお金が必要であったとは言え、安易な方法を選ばす、ちゃんとした医療ローンを組めば良かったと。

その時も、きちんとその道のプロに相談すれば良かったと。
もっと、自制できる自分であればよかったと。

いまさら、全て遅いのですが。ただ、あの時、弁護士さんに相談して良かった。そして、感謝しています。

もし、今あなたが悩んでいるなら、先ずは司法書士、弁護士に相談する事をお奨めします。きっと、今の精神状態よりは良くなる事でしょう。

M永さんが利用していた消費者金融・カード会社の過払い金状況

【関連記事】個人再生の失敗談(別記事)

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M永さんは、自分でいくら借りたかわからないくらいカードキャッシングをしてしまったそうです。A社で借りられなければB社から借りて返す……という自転車操業。借金に悩んでいる方が陥りやすいパターンです。

個人再生とは、裁判所に申し立てを行ない、借金の額を減らして生活を立て直すことができるようにする手続きです。

たくさん借金があるけどマイホームを手放したくない方や職業制限を受けたくない方向けの手続きです。

※自己破産では原則的に20万円以上の財産は手放さなければならず、弁護士や生命保険募集人などは職業や資格制限があります

また、個人再生にはM永さんが行った「小規模個人再生」と「給与所得者再生」があります。

「住宅ローンを除いて5000万円以下の借金」「将来的に安定した収入が得られる見込みあり」という方が申請できる債務整理手続きです。

小規模個人再生についてさらに詳しく知りたい方はこちら

また、医療費に関しては高額療養制度を利用するとより負担を軽減できたかもしれません。

【参考リンク】厚生労働省HP「高額療養費制度を利用される皆さまへ」

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