主婦の自己破産|子どもを守るために自己破産した体験談

自己破産の原因の多くは、低所得や生活費の不足です。
今回お話をいただいた主婦の愛華(仮名)さんも、ご本人は働いていたものの夫が働かず、生活費が足りなくなるたびに消費者金融で借金をしてしまっていたそうです。

もしも愛華さんと同じ状況の方がこの記事を見ていたら、すぐに債務整理手続きを行っている法律家に相談していただきたいです。

自己破産でも任意背整理でも手続きが始まれば、取り立てや督促はストップし、借金を減額したりゼロにすることができます。

29歳主婦 愛華さん(仮名)子どもを守るために自己破産した体験談

主婦の自己破産体験談

自己破産は自分には関係のないことだと思っていました。
しかし、このような結果になってしまったのは自分の責任だと思います。

私が自己破産をしなければならなくなったきっかけである借金を作ったのは、元旦那と結婚している時に消費者金融からお金を借りてしまったからです。

21歳、アイフルで初めての借金

元旦那は仕事もなかなか続かず、遊んでばかりでした。

当時、まだ二歳だった子どもを保育園に預けて私も毎日働いていたのですが、全然生活費が足らなくて、頼る人もいなくて消費者金融に借りてしまいました。

私が一番初めに借りた会社は、アイフルという会社でした。当時借りた時の年齢がまだ二十一歳だった為、あまり借りることができずに十万を借りました。

その後も返したり借りたりを繰り返して、結局全部返すことができずにどんどん借金は増えていってしまったんです。

そして、それを返す為と生活費の足しにするために違う会社からまた借りたりを繰り返してしまいました。

そんなことを続けて、どんどん増えていき、返済をするのも難しくなり、全く返せなくなってしまいました。返したいけれど、返済するお金がないんです。生活するだけでいっぱいいっぱいでした。

激しい督促に怯え、借金をほったらかしに

そうなると催促の通知や電話がたくさん来るようになって、三年間あまり返せずにいました。
段々怖くなってきて、色々ネットなんかで調べて、もうこれは自己破産するしかないかなと思いました。

私には車も持ち家も何もなかったし、自己破産が終わったら離婚をして一から子どもとやり直そうと思い、自己破産をすることに決めました。

 

アイフル、レイク、オリエントコーポレーションの借金を自己破産

その時に借りていた会社は、アイフルレイクオリエントコーポレーションという会社の三箇所でした。総額で三百万くらいです。

自己破産する前に不安だったのは、誰もが免責が許可されるわけじゃないと聞いて、自分は無事に許可がおりるかが一番不安でした。あと、離婚した後に、自分で賃貸を借りなくてはいけないので、アパートが無事に借りられるかが不安でした。

私がまずしたことは、弁護士さんに頼もうと思い、法テラスに連絡しました。

法テラスで弁護士さんを紹介してもらえば、自分で頼むよりも、ずっと安く頼むことができるし、騙されたりもしないそうなので、法テラスから紹介をしてもらいました。

法テラスだと相談も無料でしてもらえます。あとは弁護士さんに任せて、言われた通り、資料を集めたり、給料明細を提出したり、書くものもたくさんありました。

法テラスへ払うのは全部で十五万でした。今も月に三千円ずつ払ってます。

私はその後離婚をして、無事にアパートも借りられました。ローンは組んだりできないし、クレジットカードも今はまだ作れませんが、前よりもずっと楽になり幸せです。

自己破産とは、借金が返せなくなった人のための救済制度です。

自己破産の図解

国が法律で認めた手続きを利用し、裁判所から債務(借金を返済する義務)を免責してもらうことによって借金の支払い義務を免れることができます。

自己破産のデメリット、注意点

1.信用情報に「自己破産をした」という事故情報が5~10年残る
→その間は、新しくカードをつくったり、ローンを組んだりできない

2.原則、20万円以上の財産は処分される(車や家、生命保険の解約返戻金など)
→生活必需品は、処分されない

3.職業・資格制限がある

4.国が発行している『官報』という機関紙の「破産・再生欄」に記載される
→一般人が見る機会はほとんどない

5.(ギャンブルだけでつくった借金など)借金の理由によっては借金を免除してもらえないケースもある
→犯罪(詐欺破産罪)などが関与していない限り、まず免責決定は出る

自己破産のメリット

1. 借金の支払い義務がなくなる(借金がゼロになる)

2. 司法書士や弁護士に依頼して手続きが開始されると、貸金業者からの取り立てがストップする

3. 破産手続開始決定後は、強制執行される心配がない

4. 利用条件さえ満たせば誰でも手続きできる

自己破産について、もっと詳しく知りたい方はこちら

愛華さんは、小さなお子さんを抱えながら、自己破産を決意しました。
とても不安だったと思いますが、法テラスに相談し、弁護士を紹介してもらえたそうです。

また、失業中や働けない状態でなければ(返済能力があれば)、自己破産しなくても、よりデメリットの少ない方法で借金問題を解決できるかもしれません↓↓

【関連記事】自己破産したくない人が借金を解決する方法|任意整理できる?

法テラスの「民事法律扶助制度」が使えれば、相談無料&費用を立て替えてもらえる

国が設立した「日本司法支援センター 法テラス」に問い合わせれば、無料で情報提供を受けることができます(法制度に関する情報、相談先を教えてくれる)。

また、資産や月収が一定以下の場合、下記のメリット(民事法律扶助制度)もあります。

・無料で司法書士や弁護士の相談を受けられる
・費用の立て替えを受けられる
・費用を抑えられる
・分割払いで費用を支払える

「民事法律扶助制度」を受けられる資産や収入の基準

民事法律扶助制度を受けられる基準

画像出典:https://www.houterasu.or.jp

法テラスへの問い合わせ

電話:0570-078-374
→平日9:00~21:00/土曜9:00~17:00

メールでの問い合わせはこちら

【関連記事】法テラスで自己破産する方法やデメリット

また、自己破産をしなくても、よりデメリットの少ない「任意整理」という手続きで下記のメリットを得られるかもしれません。

任意整理で利息をカットすると総支払額が減る

・督促の連絡や手紙が止まる
・手続き完了まで、返済をストップできる
・利息や遅延損害金をカットして、借金の総支払い額を減らす
・毎月の返済額を減らす

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