未成年は借金しても債務整理する必要がない?

未成年の債務整理(借金解決法)

親の同意を得ていない場合は、借金の契約を無効にできる

未成年が親の知らない間に借金をしていて返済不能になってしまった場合、どのような債務整理を行なえばよいのでしょうか?

「子どもの責任は、親の責任」と考え返済しなければならないと考える方が多いようですが、未成年が抱えた借金は親が借金することに同意していないと成立しませんので、親が同意をしていない場合は、借金した本人でも親名義でも契約を取り消す(無効にする)ことができます。

借金を減額したりゼロにしたりする債務整理手続きをする必要がないということです。

未成年の債務整理

そもそも貸金業規制法で、貸金業者が親の承諾無しで未成年にお金を貸すことを禁止しています(民法第4条)よって、この場合、非は貸金業者にあり、未成年に取立てをすること自体が違法なのです。

しつこい督促には行政処分の申し立てを!

貸金業者からしつこく支払い請求が来た場合には、監督行政庁に対し、行政指導または行政処分の申し立てをしましょう。それでも取立てをしてくるようであれば、裁判所に取立て禁止を求める仮処分損害賠償請求を申し立てることで催促を止めることができます。

契約は無効でも、借りたものは返しましょう

そして借金の契約が無効になった場合、契約は初めから無効だったものとみなされ、未成年者は「現に利益を受ける限度」で貸金業者に返還すればいいことになっています。

返済方法としては

・手元に借りたお金があればその金額分
・借金で何かを購入した場合はその物品を直接返す
・借金で購入した物品を換価した金額

などがあります。

ただし、遊興費(パチンコや競馬、風俗)等で使ってしまった場合、返済義務はありませんが、手元に残っていたり生活費で使用した場合は、その分を貸金業者に返さなければいけません。

未成年の方でも

・商売をしていたり、既婚者である場合(民法第753条)
・未成年が成人のふりをして借金をした場合(民法第21条)

などは成人と同様の扱いになりますので借金の返済義務が発生し、契約を取り消すことはできなくなります。

「子どものした借金は親が払うものですよ」と言われたら

「子どものした借金なんだから、親のあなたが支払うものなんですよ」そんなことを貸金業者に言われるかもしれません。

しかし、借金の返済義務があるのは借金をした本人とと保証人だけ。親が保証人になっていなければ、借金の支払い義務はありません。

「払え」と言われても「私は契約していないので返済義務はありません」と返答してください。もしもしつこく言われるようでしたら弁護士や司法書士にご相談ください。

※保証人ではない親に支払いを要求することは、法律(貸金業法)違反です

未成年でも「クレジットカードのキャッシング枠を使ってお金を借り過ぎてしまった・学生ローンなら安心だと思って借り過ぎた」という人がいます。未成年だとしてもモラルを守り、借りたお金はしっかり返済しましょう!

「親の同意がなければ契約解消できるから、借りるだけ借りて使ってやろう」なんて考えは言語道断ですよ!

タグ: 債務整理
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