債務整理の代位弁済とは?保証会社が代理で返済を行うこと
記事の最終更新日:2016年09月20日
カテゴリ:債務整理について
代位弁済とは?

代位弁済とは、債権者(お金を貸す人)が、一定の期間返済をしてもらえなかった場合、保証会社に対して残りの返済分を一括で支払うように請求し、保証会社が代理で返済を行うことをいいます。
代位弁済は、債権者が銀行である場合に行われる手続きになります。
多くの銀行はカードローンや住宅ローンなどの契約をするときに、債務者(お金を借りる人)とは別に「保証会社」をつけて、契約をしています(この保証会社は、銀行の子会社ではない、別の会社です)。
保証会社とは?
保証会社とは、連帯保証人のようなものです。
債務者からの返済が困難になった場合、債務者の代わりに残りの返済分を一括で払う義務があります。
代位弁済の手続きが行われると、ローンを組んだ銀行ではなく、保証会社が新たな債権者となり、今後の請求はこの保証会社からくるようになります。
任意整理や民事再生などの債務整理のご相談をされる時に、既に代位弁済をされている場合は保証会社からの通知が必ずご本人あてに届いているはずなので、忘れずにご持参ください。手続きを進める上で必要な大切な書類になります。
代位弁済すると、口座が凍結される?!
口座凍結は、債権者が支払い困難になり、弁護士や司法書士などに債務整理の依頼をし、手続きが開始された時に行われます。
どういうことかというと、債務整理を開始するときに、担当弁護士や司法書士が銀行に「債務整理を開始する旨の通知」を送ります。
銀行がこの通知を確認すると、債権者の口座が凍結され、代位弁済の手続きを保証会社に対して行うのです。
口座がまったく使えなくなってしまうので、債務整理の手続きをする前に、預金を引き出して残高0円にしておく必要があります。
給料の振込先が、この口座である場合は要注意です。勤務先に連絡を取り、振込先を別の口座に変更してもらう必要があります。
銀行が保証会社に代位弁済の手続きをし、保証会社が一括返済を行うと、口座凍結は解除され、以前と同じように利用することができるようになります。
LINEで「過払い金チェックや借金減額診断・相談」ができるようになりました!
下記のボタンから「博士の相談所」を友だち登録すると、無料で利用できます
受付時間:平日10:00~19:00 時間外のメッセージは、折り返します


関連記事 ~この記事を読んだ人は、こんな記事も読んでいます~
記事の最終更新日: 2016年09月20日
サイト内検索
気になる用語・キーワードから、記事を検索できます
人気記事ランキング
カテゴリランキングカテゴリの人気記事ランキング
-
1
債務整理は回数制限なし。もう一度相談してください やっとの思いで債務整理ができても「返済額を減額してもらったのに、返済できなくなってしまった!」という方は少なくありません。 不景気...
-
2
車を残したまま他の借金を清算したい場合、とるべき手続き 車のローンを組んでいるときに債務整理を行うと、車は一体どうなってしまうのでしょうか? もし、どうしても車を残して借金整理をしたい...
-
3
妊婦が借金問題に困ったら、どうすればいいか? 女性は妊娠することで、急きょ仕事を辞めたり休まなければならなくなってしまい借金をしてしまうケースや、もともと借金があって妊娠することで返済が...
総合ランキング
-
1
多重債務を抱え返済日や督促に追われながらも、自己破産や個人再生に踏み出せない方がいます。 「誰かに知られたらどうしよう」 「債務整理したのが周りにバレたら生きていけない」 そんな言葉をよ...
-
2
【2021年3月15日 更新】自己破産しなくても、その借金を解決できるかも 今から10年以上前、私が中学生の頃にパパが自己破産したの。ママが連帯保証人だったから、夫婦...
-
3
2020年4月から個人の保証人のルールが大きく変わる! 2017年5月に成立した「民法の一部を改正する法律」が2020年4月1日から施行(適用)されました。 この法改正には、個人が保証...