競売と任意売却の違いとは?

住宅ローンの支払いが延滞していて、今月も払えそうにありません。これからどうしたら良いのでしょうか?

住宅ローンの延滞が続くと、不動産が差し押さえされ、裁判所で競売にかけられてしまう。そうすると、家を失ってしまうどころか多額のローンが残り、強制的に立ち退きを命じられてしまう、今すぐ「任意売却」の手続きをしなさい!

競売?任意売却?全然わからない……

2つの違いを教えてください!

競売と任意売却の違いってなに?

まず、競売をしても任意売却をしても同じく不動産を失うということになります。

同じく不動産は失うことになりますが、住宅ローンの残額や、返済するための条件などは、任意売却をしたほうがとてもメリットが大きいです。

任意売却と競売の違い

競売の場合は、通常、裁判所で行いますが、入札を行って買う側から考えると、不動産の建物の中を事前に確認できない事や、通常は不動産業者から行われる土地建物の重要事項の説明がないこと、購入する建物に何か欠陥があったとしても補償がないという不安材料が多くあるため、市場価格の40~80%程度の金額となります。

そうなると、住宅ローンの残額は多く残ります。また、相手方(金融機関など)が競売を申し立てる費用として100万円程度の費用がかかってきますが、この費用も住宅ローンの残額にプラスされることとなります。

さらに、競売物件をローンで購入することはできないため、現金で一括して払える人となると、買い手となる人自体が制限されているようになっています。

また、競売で不動産が落札された場合には、物件から速やかに退去しなければいけないのでお金が無いのに家を出ていかなければいけないという非常に厳しい状況になります。

競売ってデメリットばかり……。

任意売却で家が売れたら、ローンを返して、新しい場所に引越ししてやり直せるかもしれない!

そうです!売却して高く売ることができたら、引越し費用の確保や、住宅ローン以外の借金返済にも充てることができるし、メリットばかりです。

それに、任意売却はする方だけでなく、購入する人も、ローンを組んでいた金融機関にとっても大きなメリットがあるんです。

メリットばかりの任意売却

裁判所が間に入る競売とは違い、任意売却は不動産業者が間に入って通常の不動産売買の手続きの流れで進めていくことになるので、購入する人は、競売と比べて安心して購入できます。

そのため、競売より任意売却をした方が不動産の売却価格が高くなります。また、住宅ローンを組んで購入することもできるので、買い手を広く募集でき、競売よりも売却価格が高くなります。

もし、任意売却をして不動産が高く売ることができれば、住宅ローンを組んでいた金融機関から見てもローン残額の回収ができますし、お借り入れをしていた側も、ローンの残額が少なくなり、貸金業者などからも借り入れがあれば、借金全体の残額や毎月の返済額、返済方法も明確になるので競売と比べるとより良い手続きと言われています。

また、任意売却であれば、いつ物件の引き渡しをするか、いつまでに自分たちが引越しをすればいいかというスケジュールが交渉できて、引っ越しに必要なお金を確保することも可能となっています。

このように、任意売却は、競売と比べると、自分たちと相手方のお互いにメリットがあり、法律の専門家や不動産業者が間に入って残額の交渉、引っ越し時期などを交渉できるので競売よりも良い手続きであることは間違いないでしょう。

任意売却と競売の違いにつき以下の比較表を参考にしてください。

競売 任意売却
価格 市場価格の40~80% 市場価格に近い金額
ローンの
残額
多く残る 少ない(場合によって0になる)
引越時期 裁判所から引渡し命令や
強制執行
話し合いで決める
引越費用 すべて自己負担 引越費用を売却額の中で
ある程度確保する
誰が対応するか すべて自分が行う 専門家が代わりにやってくれる


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タグ: 任意売却
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