準自己破産とは?取締役の合意がとれない会社の破産方法

準自己破産は、会社の破産。個人の自己破産とは別物です

準自己破産とは?

自己破産について検索していると準自己破産という記述を見かけて

自分に関係あるかな?自己破産よりデメリットが軽いのかな?

という風に気になった方がいると思います。

準自己破産とはお借り入れ(借金)をした個人ではなく、会社(法人)に関する破産方法で、会社の役員の申し立てにより行なわれます。

な~んだ。私たち個人の自己破産とは関係ないのね。

会社の自己破産がうまくいかない時、準自己破産になる

本来、会社が破産をする際は役員会で「破産をするべきか?」話し合い、役員全員の意見が一致することで破産手続きをすることができます。

取締役全員の合意が得られた場合は、通常通りの自己破産の手続きへと進みます。

しかし

・派閥間の争いで一人でも反対者が出る
・役員の意見が分かれた
・明らかに倒産しなければいけないような状態でも、経営者本人が経営を続行したい意思がある

など、役員全員の一致がなければ、破産の申し立てができないケースがあります。

そのような取締役全員が合意をしていない場合でも破産申し立てができるのが、準自己破産となります。

※ただし準自己破産の申し立てを起こすには、乱用を防ぐためにその会社の破産理由が明らかになるような書類を作成しなければいけません

その際、裁判所に対する予納金などは、申し立てた役員ではなく会社の財産から支出できます。

準自己破産のデメリット

準自己破産は内部の決裂を抱えたまま強制的に破産処理をするようなものです。

破産を反対する役員の動きによっては、貸金業者や管財人などが様々な妨害を受けることになり、貸金業者も「債権回収に動きたいが思うようにいかない」「反対者に破産手続きの差し止め請求をされてしまう」など通常の自己破産よりも手続きが難航し複雑になる場合があるというデメリットもあります。

自己破産には3種類ある

自己破産
→裁判所から債務(借金)を免責してもらうことによって、借金の支払い義務を免除してもらう

■準自己破産
→現在のページで説明

債権者破産
→債権者(お金を貸した側)が債務者(お金を借りた人)を破産させる手続き

自らすすんで手続きができるのは「自己破産」だけだよ!
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