法テラスで過払い請求するメリットとデメリット
記事の最終更新日:2020年04月15日
カテゴリ:はじめての債務整理
メリット:費用が明確 デメリット:専門じゃないかも&もっと安くできるかも
国が設立した「日本司法支援センター 法テラス」に問い合わせれば、借金の悩みや債務整理について、無料で情報提供を受けることができます(法制度に関する情報、相談先を教えてくれる)。

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このページでは、法テラスで過払い金請求をした場合のメリット・デメリットについて紹介していきます。

【関連記事】過払い金とは?【10秒でわかる】過払い金の無料計算と失敗しない過払い請求
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はじめに 法テラスってどんな機関なの?
法テラスというのは国が設立した司法援助機関のことをいい、民事法律扶助といって経済的に困窮している方への法律支援を行っています。
収入要件といって、扶養家族の人数などによって民事法律扶助を受けられる基準となる収入が定められていますが、この要件さえ満たしていれば、法律相談は3回まで無料で受けることができますし、実際に専門家へ事件を依頼した際の費用も立て替えてもらうことができます。
「民事法律扶助制度」を受けられる資産や収入の基準

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これはもちろん過払い請求についても適用されますので、無料で過払い金が発生しているのかどうかの診断をしてもらうこともできます。
法テラスに過払い金請求を依頼するメリット
「費用が統一されていて、明確な金額がわかる」
法テラスを利用して実際に過払い請求をしようと思った場合、紹介された専門家と紹介者である法テラスとの間で事件に着手した旨の契約書を作成し、債権者数に応じて着手金が発生することになります。この着手金は約2~3万円程度です(法テラスではない、弁護士事務所や司法書士事務所に依頼する場合、着手金無料の事務所もあります)。
また、過払い請求にて回収できた金額の約15%は専門家へ支払う報酬となりますので、事件解決後の終結報告にて最終的な立て替え金額が決まることになります。
過払い請求の場合、回収した金額からすべての費用をまかなえることがほとんどなので、実質負担金0円ということもめずらしくはありません。
ただし、実際に手元へ返ってくる金額については、必ずしも法テラスを利用したほうが得であるとは言い切れないので、よく検討したうえで利用されることをおすすめいたします。
【関連記事】過払い金請求の費用比較|どこが安い?弁護士と司法書士でどう違う?
法テラスに過払い金請求を依頼するデメリット
「一般的な司法書士や弁護士に頼んだ方が費用が少なく済む場合もある」
法テラスに依頼した場合、過払い請求にて回収できた金額の約15%を報酬として支払うことが決まっています。
この15%という割合は1社ごとに計算するのではなく、過払い請求をした全社から回収した金額の15%となるため、個別に対応してもらったほうが手元に戻ってくる金額が多い場合もあります。
過払い請求に法テラスを利用した場合、立て替えてもらう費用の基準が一定であるという点はメリットであるとも取れますが、場合によってはそれがデメリットになることもあるので注意が必要です。
また法テラスで紹介を受ける司法書士や弁護士は、過払い請求専門というわけではありません。
残業やパワハラ問題に強い法律家・離婚に強い法律家など、事務所や人によって得意科目があるものですが、過払い請求にそこまで強くない法律家を紹介される可能性があります。

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【関連記事】みどり法務事務所を「借金や過払い金の相談相手」に薦める5つの理由
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