債務整理の費用の相場&費用をおさえる専門家の選び方
記事の最終更新日:2020年11月05日
カテゴリ:債務整理・過払い請求の費用
債務整理をしたいけど、初期費用などを払う余裕がなくて、相談をする気になれません……
借金が減っても、費用が多くかかるなら、損することになりませんか?!
「どの手続きをするか?誰に依頼するか?」によって費用が変わる

借金の返済を考えている方にとって気になるのは、債務整理でどれくらいの費用がかかるのかということだと思います。
お金の返済に困っている状況で、相談のためのお金がどれくらいかかってしまうのかと不安になってしまうと思いますが、実は債務整理の費用の相場について「このくらい」と提示するのはとても難しいのです。
なぜかというと、ひとくちに債務整理をすると言っても、弁護士と司法書士どちらに依頼するかによっても変わってきます。
大まかな傾向としては
■自己破産の場合
(初期費用)+(報酬金額)150,000円~400,000円
■任意整理の場合
(初期費用)+(報酬金額)20,000円~50,000円×貸金業者数+過払い金として貸金業者から返還された金額の約20%程度
■過払い金返還請求の場合
(初期費用)+(報酬金額)返還された金額の約20%程度
■個人再生の場合
(初期費用)+(報酬金額)300,000円~500,000円
※裁判手続き費用は別途でかかります
高額な借金を整理する、もしくは高額な過払い金を請求するために裁判手続きを考えている場合は弁護士に依頼する必要がありますが、その分料金が割高になる傾向があります。
反対に、司法書士に依頼した場合、料金的に比較的安い傾向はありますが、訴額140万円以下の民事事件までしか対応できないというデメリットもありますので、行なう手続きによりけり、一長一短と言えます。
ですが、弁護士と司法書士の違い、債務整理の方法の違い以外にも、依頼する地域や事務所、どの貸金業者からどれくらいの借金があり、返済までにどれくらいの期間が必要なのか、などの状況によっても相場が変動しますので、必ずこの金額が妥当というものではありません。
最近では、自分の置かれている状況で、どれくらいの金額になりそうかの相談を無料で乗ってくれる弁護士・司法書士事務所もあります。
費用をおさえる専門家の選び方
完全成功報酬の事務所を選ぶ
それはずばり、完全成功報酬の弁護士・司法書士事務所に依頼することです。
成功報酬とは、例えば、貸金業者からの督促をストップしたり、交渉をして今後の返済をする場合の利息を0%にしたり、月々の返済額を今よりも抑えたりすることができたら報酬が発生するというものです。
逆にいうと、減額もできない、利息も変わらないという状況であれば報酬は払わくても良いということになります。
初期費用や着手金がかからない事務所を選ぶ
もうひとつ考えられるのは、初期費用がかからない弁護士・司法書士事務所ということです。
通常、事務所は債務整理手続きを進めるにあたって着手金を必要とします。ただし、借金の返済で着手金が払えないということで債務整理手続きができないということで事務所によっては、着手金をなくしているところもあります。
そういった事務所であれば、初期費用もかからず、完全成功報酬なので『借金返済しているよりも費用がかかるんじゃないかと心配』という問題は解決するのではないでしょうか。

最近は「借金減額診断」というシミュレーター型の広告を出す事務所が増えてきました。
【関連記事】借金減額診断=弁護士や司法書士事務所の広告|使ってみた結果
一度相談したら、もうそこに依頼しなければならないのではないか?とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、相談した弁護士・司法書士が合わないな……と思ったら、そこに依頼しなければいいのです。
1日も早く、借金の苦しみから解き放たれるためには、お金がいくらかかるか不安に思い続けるより「いくらかかって、借金がいくら減らせるのか?」というものを聞いてしまった方が早いと思います。
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