ブラックリストに載ってしまった場合、削除してもらえるか?
記事の最終更新日:2016年06月17日
カテゴリ:ブラックリスト(信用情報)について
お兄ちゃんがスマホ代の支払いを何度も延滞して、ブラックリストに載っちゃったらしいんだ!どうにかしてリストから削除してもらえないかな?
まず、ブラックリストってものは存在しないんだ。延滞でブラックな情報(=事故情報)が載るのは信用情報。
3か月以上の延滞すると約5年間は事故情報が消えないんだ。
間違って登録された場合は削除してもらえるけど、太郎くんのお兄ちゃんは他にもいろいろな支払いを延滞してるみたいだし、消せないと思うよ。
登録内容に間違いがあれば、削除に応じてくれます!
日本社会においても今やクレジットカードの1枚や2枚携帯しているのは当たり前。いつでも、どこでも、キャッシングが簡単にできる世の中になりました
しかしそれとは裏腹に、利子が上乗せされた返済金を決められた日にきちんきちんと返すのは誰もがそう簡単にクリアできる訳ではありません。
3か月以上の延滞でブラックリスト(事故情報)入り
例えば
・決まった日に約束通りの返済が実行されなかったり
・残高不足で肝心な引き落としができなかったり
・懲りることなく繰り返し返済遅れを出す
ような人は、俗に言う「ブラックリスト」(信用情報機関の事故情報)の対象者となる可能性が高いため、常日頃から決められた返済日には細心の注意をはらう必要があります。
債務整理でブラックリスト(事故情報)入り
また借金生活にいよいよ見切りをつけようと、弁護士や司法書士などに依頼して「債務整理」を行ったり、保証会社などが代位弁済した時にも事故情報としてブラックリスト(信用情報)に(事故情報が)登録されます。
5年~10年ほどは新たな借り入れやローンなどは組めなくなり、クレジットカードも作ることができなくなります。

事故情報はどこに保存されているのか?
こうしたブラック情報が一同に集められているのは
という3つの信用機関ですが、もし不安に思う方は自分の登録されている情報を問い合わせて確認することもできます。
【関連記事】実際にCICで信用情報を開示した結果
スマホ代の払い忘れで事故情報入りする人が増えている
ブラックリストに載ったら終わり……そんな風に暗く考える人も少なくないようですが、実は何気なく行っているカードショッピングでも支払いが滞ればブラックリストに載ることがあります。
また、スマートフォンなどを割賦で買い換えた方は、電話料金の払い忘れにも注意が必要です。

要は「お金の貸し借り=信用問題」ですから、ルールを守らないような悪質な人はお金を貸す側からすれば「要注意人物」。
つまり大きなリスクを背負い込む可能性がある訳です。
とはいえ、そんなブラックリストの情報も一生残るものではなく、記録される期間が長い自己破産や個人再生でも、10年経てば削除されます。
しかし、まずは問題が起こらないよう決められた期日に決められた金額をキチンと支払うこと、それが基本のルールと言えそうです。
信用情報を開示して、間違いがあれば信用情報機関へ問い合わせ
信用情報の開示を行って、もし、問い合わせた登録内容に間違いが見つかって記載情報の誤りが明らかであれば、当然訂正や削除の対応には応じてくれます。
CICに個人開示請求するともらえる「信用情報開示報告書」にも
情報は事実であれば削除できません。
なお、本報告書の内容について異議のある場合は、速やかに申し出をお願いしますCIC「信用情報開示報告書」より
タグ: | 知識・用語解説 過払い金・過払い金請求 |
---|
関連記事 ~この記事を読んだ人は、こんな記事も読んでいます~
-
任意整理とブラックリスト(信用情報)|約5年はペナルティ 任意整理をすると、残念ながらブラックリスト(信用情報機関)に任意整理を行なったことが登録され、約5年は新たな借入れをしたり、ローンを組むことができなくなります。クレジットカードの新規作成もできなくなります。
-
クレジットカード・ローン審査が通らない理由|信用情報と債務整理 借入審査に通らない最大の理由は、個人信用情報機関に事故情報(マイナス情報、ネガティブ情報とも)が記録されているせいです。任意整理・自己破産・個人再生などの債務整理、支払いの遅延などがあると事故情報が掲載されます。過払い請求だけでは信用情報に影響がありませんが
-
個人民事再生とブラックリスト|10年程度、事故情報が残る 残念ながら、個人民事再生を行うと自己破産と同様に信用情報機関のブラックリストに事故情報として掲載されてしまいます。そのため約10年は新規でカードを作ったり、新たにローンを組むことができません。
-
指定信用情報機関CIC(シーアイシー)とは?個人開示してみた CIC(シーアイシー)は、指定信用情報機関。割賦販売(分割払い)や消費者のためのローンを利用すると信用情報に記録されます。延滞や債務整理をすると事故情報(俗に言うブラックリスト)が掲載されます。5分でできる信用情報の開示方法。チェックすべきポイントとは?
記事の最終更新日: 2016年06月17日
サイト内検索
気になる用語・キーワードから、記事を検索できます
人気記事ランキング
カテゴリランキングカテゴリの人気記事ランキング
-
1
スマホ代の支払いが遅れたり、債務整理や過払い金請求をするとブラックリストに載って、いろんな審査に通らなくなったりお金が借りられなくなるって本当? ブラックリスト=個人信用情報に(金融)事故情...
-
2
消費者の借り過ぎを防いでくれる、信用情報機関 株式会社 日本信用情報機構(JICC)は消費者金融と商工ローン会社の各社が出資して設立された大手個人信用情報機関の1つです。 銀行系の全国...
-
3
支払いを延滞したり債務整理をして借金を減額したりすると、信用情報に事故情報が載るのよね。 信用情報機関は3種類あるって聞くけど、シーアイシー(CIC)にはどんな特徴があるの? CI...
総合ランキング
-
1
今から10年以上前、私が中学生の頃にパパが自己破産したの。ママが連帯保証人だったので夫婦(両親)で自己破産。当時は「この先どうなるの?学校を辞めて働かなきゃいけないの?」って思ってヒヤヒヤした...
-
2
多重債務を抱え返済日や督促に追われながらも、自己破産や個人再生に踏み出せない方がいます。 「誰かに知られたらどうしよう」 「債務整理したのが周りにバレたら生きていけない」 そんな言葉をよ...
-
3
朝鮮総連=在日本朝鮮人総連合会 朝鮮総連という組織をご存知でしょうか? ニュースなどで聞きかじった程度という人もいるかも知れませんが、正式名称を「在日本朝鮮人総連合会」といい、正常国交の無い...