NISグループ倒産|過払い金は3.48%しか戻らない

NISグループ倒産で過払い金は3.48%に

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NISグループ(旧ニッシン)は、2012年5月から民事再生手続きの開始決定を受け、手続きに臨んでいましたが、2012年11月1日に東京地方裁判所から、民事再生廃止決定を下されてしまいました。
再生の見込みなしと判断されてしまったのです。

その後、同年11月30日に破産手続き開始決定を受け、NISグループは事実上の倒産をすることになりました。当然ながら、NISグループのHPも閉鎖されています。

1960年に愛媛の松山市で創業したNISグループは、愛媛と東京に拠点を置く消費者金融兼事業者向けの総合金融サービス業(「ニッシン」「オリエント信販」「ネットカード」など)を営んでいました。

東証二部にも上場しており、事業者向けのローンでは、複数の企業と提携したり、不動産や証券など事業の幅を広げていました。

しかし、貸金業法の改正により、金利の引き下げや過払い金請求の増加。
過去に倒産した武富士やSFコーポレーションのように、収益が悪化してしまいました。

2010年には、貸金業も廃止していましたが、2012年8月には事業をパインクレスト・アセット・マネジメント合同会社に移し、破産手続きへ移行する流れとなりました。

その後、破産手続きは、破産手続きの終結決定とともに、最後配当通知が破産債権者宛てに送付されました。
最終的には、破産債権者に対して、3.48%の配当が支払われることになり、手続きをすべて終結しています。

会社が倒産して、過払い金は戻ってきたのか?

NISグループへの過払い請求は、100万円の過払い金に対して3万4800円の返還しかされませんでした。

この返還率は、過去に倒産した武富士と比べてほとんど差がない、大変にわずかな金額での配当です。
ちなみに、武富士の返還率は3.3%でした。

このように貸金業者が倒産をしてしまうと、ほとんど過払い金が返ってこないまま破産手続きを終結されていまします。

近年は過払い金ブームも落ち着きを取り戻してきたため、貸金業者が倒産をするといった予兆はあまり見られませんが、なにをきっかけに倒産してしまうのかは予想できるものではありません。

しかし、倒産してからでは、NISグループや武富士のようにわずかしか手元に返ってこないことになってしまうのです。

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